一般社団法人全国清涼飲料連合会(会長:本庄 大介、以下「全清飲」)は、葛飾区の青木克德区長を表敬訪問し、ペットボトルの水平リサイクル「ボトルtoボトル」をはじめとするプラスチック資源循環の推進について、これまでの協働の成果を振り返るとともに、今後の連携強化と展望について意見交換を行いました。

全清飲と葛飾区は、2021年、全国初の基礎自治体・清涼飲料業界間の「ボトルtoボトル」に関する協定を締結し、以降、区民に向けたリサイクル啓発活動や展示事業などを協働で継続的に実施してきました。「ごみ減量・清掃フェアかつしか」への出展や出前授業、2024年9月からは「かつしかエコライフプラザ(葛飾区立立石図書館)」や「葛飾区立中央図書館」において、飲用後のペットボトルが再びボトルに生まれ変わる“資源循環”の仕組みを紹介する展示を行っており、区民の皆様への理解促進を図っています。
青木区長は、「全清飲の皆さんと連携し、これまでプラスチック資源循環を進めてきた。ペットボトルの回収量も着実に伸びており、区民の理解と行動が着実に前進している」と振り返るとともに、「今後はこの取り組みを23区、そして東京都全体に広げていきたい。皆さんと実績を重ね、対外的にも発信しながら、持続可能な資源循環をさらに推進していきたい」と、より広域な展開への意欲を示されました。
また、製品プラスチックのリサイクルについても触れられ、「葛飾区としてもペットボトルだけでなく、製品プラスチックのリサイクルにも力を入れており、区民の意識も少しずつ変わりつつある。今後も新しいことにも取り組みながら、前に進めていきたい」と、資源循環のさらなる拡充への意向が示されました。
全清飲は、引き続き葛飾区との協働を深め、地域の皆さまと共にリサイクルの重要性を伝える啓発活動を推進してまいります。自治体が担う回収の仕組みに対して、業界としては正しい分別や資源循環の理解促進に貢献することが役割であると考えています。今後は、葛飾区での連携事例をモデルとして、他の特別区とも連携を広げ、東京23区全体で「ボトルtoボトル」の認知と実践がより一層広がるよう努めてまいります。