2023年3月30日

　一般社団法人全国清涼飲料連合会（会長：松尾嘉朗，以下「全清飲」）は、岡山市（市長：大森雅夫）が取り組む自販機横リサイクルボックス（以下、RB ）を活用した海ごみ対策の啓発事業に協力します。
岡山市は瀬戸内の豊かな海を守るために、令和4年3月に「岡山市海洋プラスチックごみ対策アクションプラン」を策定し、海洋プラスチックごみ問題の解決に向けた取組みを推進しています。
　今回、瀬戸内海へ流入する海ごみ対応の一環として、岡山市が自販機横RBの回収物について組成分析調査を行った結果、回収物の約４割が食品容器やたばこ等の異物で、本来入るべき清涼飲料空容器の回収・リサイクルの妨げになっていることがわかりました。
　ついては、この度、全清飲は岡山市と協働し、自販機横RBの適正利用を通じた海ごみ対策などの啓発事業を実施することとなりました。
 
　主な活動として、全清飲が昨年業界統一として上市した異物削減効果のある新機能の自販機横RB390台を、岡山市が市内の自動販売機事業者と連携し、既存のRBと交換します。新機能のRBは投入口を下向きにするなどの工夫により異物削減効果を実現したものです。これに、海ごみ対策やRBの適正利用を啓発するシールを貼付し、利用者へ自販機横RBの適正利用を呼び掛けます。
 
【事業概要】
① 美化推進重点区域を中心とした自販機横新機能RBの設置
・設置数：390台（自販機事業者向け配布数）
・設置場所： 美化推進重点区域を中心とした岡山市内の屋外自動販売機横
・設置スケジュール：23年５月末まで
 
②岡山市制作海ごみ対策や自販機横RBの適正利用を啓発するシールの貼付
・RB本体に４パターン、投入口右下ステッカー１パターンを貼付