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2022年10月21日

清涼飲料業界全体でペットボトルの水平リサイクルを推進
令和4年度資源循環技術・システム表彰 経済産業省産業技術環境局長賞を受賞
多様なステークホルダーと連携、一気通貫の社会システムの構築が評価される
 
 一般社団法人全国清涼飲料連合会(東京都千代田区、会長:松尾嘉朗、以下:全清飲)は、「清涼飲料業界としてのペットボトルのボトルtoボトル(水平リサイクル)推進」について、「令和4年度 資源循環技術・システム表彰」(主催:一般社団法人産業環境管理協会、後援:経済産業省)の「経済産業省産業技術環境局長賞」を受賞しました。
 10月14日に機械振興会館ホールで、表彰式が開催され、また、同日開催の「3R先進事例発表会」にて、受賞内容に関する講演を行いました。


前列左端 中村審査委員長
右から2番目 経済産業省 木原大臣官房審議官(環境問題担当)
右端 一般社団法人産業環境管理協会 黒岩専務理事
中央 全清飲 岡本企画部長


「3R先進事例発表会」にて発表する岡本企画部長
 


 


 「資源循環技術・システム表彰」は、昭和50年に設立された、廃棄物の発生抑制(リデュース)、使用済み物品の再使用(リユース)、再生資源の有効利用(リサイクル)に寄与し、SDGs時代の高度な技術又は先進的なシステムの特徴を有する優れた事業や取り組みを表彰する制度です。
 
 全清飲は、「清涼飲料業界としてのペットボトルのボトルtoボトル(水平リサイクル)推進」をテーマとし、以上の2点を高く評価され、経済産業省産業技術環境局長賞に選定されました。
① 業界全体でペットボトルの水平リサイクルを推進し、行政機関、自治体、関連団体・事業者、消費者等、多様なステークホルダーと連携し、循環経済、CO2排出削減、海洋プラスチック対策など、持続可能な循環型社会の実現に貢献していること
② 製造からリサイクルまでのライフサイクル全てを網羅した取組を実施したことを踏まえ、清涼飲料業界として、水平リサイクルであるボトルtoボトルの「社会システム」を構築していること
 
 今後も、清涼飲料業界は、水平リサイクルであるボトルtoボトルを推進することで、資源循環、カーボンニュートラルの両面で、日本の資源循環のシステムに大きく貢献することを通じて、サーキュラー(循環)&エコロジカル(地球との共生)・エコノミーの確立とその分野での世界のトップランナーを目指して、取り組んでいきます。
 
■講演の概要
リサイクルしやすい清涼飲料用ペットボトル
 清涼飲料業界は、加工食品トップクラスの大きな産業であり、中でも、利便性と衛生面の両方を兼ね備えるペットボトルは、容器別生産量シェアにおいては年々構成比を高め全体の77.2%(2021年)を占めています。
 ペットボトル飲料が発売された当初より、リサイクルを前提に設計されてきました。30年前の発売当初より、ペットボトル事業者団体と共に制定した「指定PETボトルの自主設計ガイドライン」を通じたリサイクルしやすいペットボトルづくりや、容器包装リサイクル制度により、回収率96.7%・リサイクル率88.5%(いずれも2020年度)を達成しています。
ボトルtoボトル(水平リサイクル)推進に関する取り組み
 2020年度、ペットボトル飲料販売量に対するボトルtoボトル比率は15.7%であり、業界目標「2030年ボトルtoボトル比率50%」達成に向けて、排出・回収に関わる消費者や地方自治体を含めた多様なステークホルダーと連携し、全国各地でボトルtoボトル推進施策を実施しています。この目標宣言は、中間処理・再生業界への設備増強の後押しともなっています。また、リサイクルだけでなく、ペットボトル事業者団体と連携し、軽量化(リデュース)にも努めています。
 今回、受賞しました、「清涼飲料業界としてのペットボトルのボトルtoボトル(水平リサイクル)推進」のポイントは2つあります。1つは、多様なステークホルダーと連携し、循環経済、CO2排出削減、海洋プラスチック対策など、持続可能な循環型社会の実現に貢献していること(図1)、そして、もう1つは、清涼飲料業界として、ライフサイクル全てを網羅した、水平リサイクルであるボトルtoボトルの「社会システム」を構築していることです(図2)。今後も、清涼飲料業界は、ボトルtoボトルを推進することで、資源循環、カーボンニュートラルの両面で、日本の資源循環のシステムに大きく貢献することを通じて、サーキュラー(循環)&エコロジカル(地球との共生)・エコノミーの世界のトップランナーを目指して、取り組んでいきます。


図1


図2


 


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