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容器特徴

1. 陽圧缶と陰圧缶

飲料用の缶の中には、底が丸く凹んでいるものと平らなものがあるのをご存知ですか。これらにもそれぞれちゃんと理由があるのです。

底が丸く凹んでいるものを「陽圧缶」、平らなものを「陰圧缶」といいます。陽圧缶は、コーラなどの炭酸飲料や、窒素ガスを一緒に封入した茶系飲料やスポーツドリンクなど、缶に内圧がかかる飲料に使われます。缶の底が丸くドーム型に凹んでいるのは、その内圧に耐えるためです。一方、陰圧缶は、ミルク入りコーヒーや、果実飲料、茶系飲料のように内圧がかからない飲料に使われます。缶の内圧が外気圧よりも小さいので、陰圧缶(陽圧の反対)と呼ばれています。

底が平らな陰圧缶(ミルクコーヒー)〈上〉と底が凹んでいる陽圧缶(炭酸飲料)〈下〉

 

2. PETボトルの主な種類

PETボトルは、主に「炭酸飲料用ボトル」(耐圧ボトル)、「高温充填飲料用ボトル」(耐熱ボトル)、「充填後殺菌を行う微炭酸飲料(微炭酸入りの果汁飲料や乳性飲料)用ボトル」(耐熱圧ボトル)、「アセプティック(無菌)充填用ボトル」の4種類があります。

 

炭酸飲料用ボトル(耐圧ボトル)

炭酸飲料は、飲料から炭酸ガスが発生するため、密封すると内圧によりPETボトルが膨らみます。底部が平らだと真ん中が出っ張り、容器が立たなくなってしまう可能性があります。そのため、「炭酸飲料用ボトル」(耐圧ボトル)は内圧に耐えられるように、底部が花びら型をしています。

 

高温充填飲料用ボトル(耐熱ボトル)

炭酸ガスを含まない飲料には、口部が白い「高温充填飲料用ボトル」(耐熱ボトル)が使われています。口の部分が白いのは、充填時の熱に耐えられるように、PET樹脂を結晶化させて硬さを増しているためです。

 

充填後殺菌を行う微炭酸飲料(微炭酸入りの果汁飲料や乳性飲料)用ボトル(耐熱圧ボトル)

微炭酸の果汁飲料には、耐熱と耐圧の両方の機能が必要です。そのため、口部が白く、底部は花びら型をしています。この容器のことを「耐熱圧ボトル」と呼んでいます。

 

アセプティック(無菌)充填用ボトル

充填前に飲料とボトルを別々に殺菌し、無菌室内で常温で充填後、殺菌したキャップで密封する方式(アセプティック充填)でつくられたPETボトルを「アセプティック充填用ボトル」といいます。このボトルの場合は、耐熱性は必要ないので、ボトルは口部も胴部も同じ透明です。

 

3. 口部の白いPETボトル

口部の白いPETボトルがありますが、あの白い部分はいったい何でできているかご存知ですか。実はあれもPET樹脂なのです。いったん成型した口の部分だけを再処理するため、白くなるのですが、これにより、口部の硬度や精度、耐熱性も向上します。ですから、この白い部分は資源回収の際に切り離す必要はありません。本体と同様にリサイクルが可能です。

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