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季刊広報誌「清飲彩」

ソフトドリンクLIFE
新・清涼飲料おもしろランキング―11
〜飲料から地域の嗜好が見える!?〜

株式会社ナンバーワン戦略研究所所長
矢野 新一

【茶飲料編】
健康志向の高い関東はお茶好きな地域?
健康意識の高まりで増加傾向にある茶飲料の消費

株式会社
ナンバーワン戦略研究所所長
矢野新一
地域マーケティングの専門家で、各都道府県や地域に合ったマーケティング戦略をコンサルティングしている。また、県民性研究の第一人者として、テレビ出演、講演、雑誌監修等で活躍。著書に『県民性は7392通り!』(H&I)、『都道府県別ヒット商品の法則』(青春出版社)ほか多数。

2009年の茶飲料の一世帯当たり1か月間の支出を見ると439円。5年前が406円だったから、33円もアップしたことになる。支出が増えたのは、健康意識の高まりと、それに対応したダイエットや高血圧関連の商品が多くなったためだろう。

都道府県別の支出額の1位は相変わらず沖縄県だが、2位から8位は関東1都6県がそろってランクイン。お茶はカラダにいいといわれるだけに、健康意識の高い関東が上位を独占した。上位8都県中、6都県は茶葉の緑茶も8位以内に入っているが、緑茶をあまり飲まない沖縄県はサンピン茶(ジャスミン茶)、群馬県はウーロン茶好きだ。

新し物好きで義理人情に固い群馬県人はウーロン茶がお好き

群馬県の人は肉を食べた後は必ずウーロン茶を飲むという人が少なくない。また、群馬県のイタリアンレストランのセットにはコーヒーや紅茶に加えてウーロン茶があるし、焼肉店ではウーロン茶飲み放題が、うどん屋でもサービスに缶ウーロン茶が出てくるところがある。ラーメン店でもお酒を飲まない人にはウーロン茶のサービスをするところがあるほどなのだ。

群馬県の人がウーロン茶をよく飲むのは、県内にウーロン茶の工場が3か所もあるほかに、群馬県人気質も無視できない。群馬県の人は、日照時間が長いこともあって、陽性で、熱しやすく冷めやすい傾向がある性格。お金にも鷹揚で、ノリがよいタイプが多く、マーケティング業界では「セールスしやすい地域」と言われてきた。内陸部には珍しく新し物好きで、クルマ業界では「新型車は群馬県で売れ」とも。3年ほど前に、テレビ局から「群馬県は犬を飼っているお宅が日本一多い(2010年は4位)のですが、これは県民性なのでしょうか?」という電話取材があった。聞くと「犬は買ったわけではなく、もらったので飼っているケースが多い」とのこと。群馬県の人は義理人情型で、もらった以上は一生懸命世話をするところがあるのだ。

ウーロン茶も30年ほどの歴史はあるが、緑茶に比べれば新しいし、特保のウーロン茶も登場するなど進化を続けている。群馬県の人がウーロン茶をよく飲むのは、新し物好きでノリがよく、義理人情型の気質が原因ではないだろうか。

 

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