消費者の皆さまへ

季刊広報誌「清飲彩」

清飲スクエア
地域とのハーモニー(18)

全国の中小企業会員の中には、自治体などと連携して地域独自の清涼飲料を開発している会員社があります。今回は、和歌山県にあるサカイキャニング株式会社の活動をご紹介します。
和歌山市の特産品・新生姜を使った他にはない「ほんまもん」のジンジャーエール

オリオンサイダー株式会社
愛知県名古屋市
昭和区円上町22-14
TEL:052-871-8557

良質野菜の産地・和歌山市を特産品の新生姜を使ってPR

わかやま農業協同組合
営農指導課 課長
吉村浩典さん
「和歌山市の農家が愛情込めて育てた新生姜を使い、できるだけ香料や添加物を押さえて作った、生産者の顔が見える安全・安心の商品です。」

果物王国として有名な和歌山県。しかし、和歌山市が優良野菜の産地で、新生姜の収穫量全国2位ということはあまり知られていません。そこで、市の良質な農産物をもっとPRしようと、商工会議所、農業委員会とJAが協力し、県の産業振興財団の助成を受けて、新生姜を使った飲料を開発することになりました。

まずはJAの農産加工研究所で生姜エキスを作り、シロップと炭酸を加えて試作。サカイキャニングに製造を依頼したのですが、試作品そのままを商品化するのは難しく、そこから試行錯誤が始まりました。エキスの濃縮、味の濃さや生姜の香りの調整、甘味の度合いなど、何度も作っては試飲のくり返し。市販されているジンジャーエールも飲み比べ、「これなら行ける!」と確信を持ってできあがったのが「生姜丸しぼりわかやまジンジャーエール」です。

開発に携わった吉村さんは、「ジンジャーエールの販路を広げて、生姜の産地・和歌山市をもっと知ってもらえれば」と期待しています。

これが特産の新生姜。最近は生姜の薬効が注目されています。

全国的にも珍しい、新生姜のみを使ったジンジャーエール。香料や添加物をできるだけ押さえた自然の味わい。ラベルは新生姜の色をイメージ。ターゲットを女性に絞り、バーのカウンターにも似合う洒落たラベルデザインに。

発売は昨年5月1日から。
今後は販路を広げていく予定ですが、フリーダイアル0120-222-866で1ケース24本入りから注文できます。

難しさを超えて生み出した「一口飲めばわかる」生姜の味わい

サカイキャニング株式会社
専務取締役
阪井忠夫さん

「私たちは地元・高野山や紀ノ川の自然を愛し、環境に配慮した製品作りを行っています。基本は地元を大切にすることですね。」

大正元年の創業以来、高野山の参拝者にびん詰めのラムネやサイダー、みかん水を製造販売していたサカイキャニング。現在は、ほぼ受託専門で多様な清涼飲料を製造しています。

そんなサカイキャニングに「生の生姜でジンジャーエールを作りたい」という依頼がきたとき、阪井さんは「大丈夫かな?」と思いました。普通のジンジャーエールなら、香料を加えて簡単に作れます。ところが、生の生姜は味や香りにばらつきがあったり、沈殿物が生じたりで、扱いが難しいのです。しかし、「お客様の要望にはノーと言わない」のが社長の方針。この難しい製品化を、引き受けることとなりました。

そうして四苦八苦の末生み出された飲料は、生姜をかじったようなフレッシュさがある、ほんまもんの味。「一口飲めば生姜の味と香りの違いがわかる!」という自信作です。

地元に密着し、自然の味を生かす開発努力を重ねてきたこれまでの経験が、難題を解決し今までにない製品の開発につながりました。

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