消費者の皆さまへ

季刊広報誌「清飲彩」

清飲スクエア
地域とのハーモニー(17)

全国の中小企業会員の中には、自治体などと連携して地域独自の清涼飲料を開発している会員社があります。今回は、愛知県にあるオリオンサイダー株式会社の活動をご紹介します。
陶器の街・常とこ滑なめに生まれた新名物福を招く「にゃっきーサイダー」

オリオンサイダー株式会社
愛知県名古屋市
昭和区円上町22-14
TEL:052-871-8557

 

街のシンボル「招き猫」で陶器以外の新たな名物を!

TOKONAME笑福猫舎
メンバー/唐箕屋酒店

伊藤泰典さん
「左手を挙げた招き猫は人を招きます。このサイダーを囲んで友人や家族と楽しい時間を過ごしていただければと思います。」

招き猫の生産が日本一の常滑市。その招き猫をもっと広めて街おこしを!という目的で、さまざまな業種のメンバーが集まり活動を行っているのが笑福猫舎です。メンバーの一員で老舗酒屋の伊藤さんは常々、「陶器だけでなく、新たな常滑名物として、招き猫をモチーフにした地サイダーをつくれないか?」と思っていました。

そこで、ご縁のあったオリオンサイダーに製造をお願いすることに。当初は特産品のイチジクや果汁を使った製品も考えましたが、一年中飲んでもらうには王道の味がいいとの結論に達し、炭酸と甘さを抑えすっきりとしたサイダーができあがりました。「上品な味に仕上がりました。地サイダーは価格が高めですが、これなら価格に見合うと思います!」と伊藤さん。昨年7月の発売以来、個人ブログや口コミなどで評判が広がり、非常にいい反応を得ているそうです。

笑福猫舎では、今後も各々が独自の商品を開発し、招き猫と常滑をアピールしていきます。

「ラッキー」+「猫(にゃん)」で「にゃっきーサイダー」。縁起のよいラベルはお祝いや贈り物にも喜ばれます。

回収できる範囲の製品はリターナブルびん、「にゃっきーサイダー」など全国へ出て行く商品はワンウエイびんに詰められます。

TOKONAME笑福猫舎のメンバー。招き猫製品などの企画・開発や催し物への出店参加を通じて招き猫製品を広めています。

常滑の招き猫たち。

 

一時だけのブームで終わらせずに5年、10年と残る製品作りを

オリオンサイダー株式会社
代表取締役
河合昭典さん

「ガス圧を低めに、甘さは控えめにしてあるので、お子さんからお年寄りまでどなたでも“ぐいぐい飲める”サイダーです。」

大正6年に第一飲料合名会社の工場として創設。その後、独立した会社となり、地域密着で多品種・小ロットでの製造を行っているオリオンサイダー。「下請けでは生き残れない」との思いから、現在では一製品をのぞいて自社ブランド製品だけを4名の従業員で製造し、主に東海4県へ送り出しています。

そんなオリオンサイダーに「常滑の地サイダーを作ってほしい」と話があったのは昨年5月のこと。河合さんは一端は断ったものの、伊藤さんたちの熱意にほだされて、引き受けることに。

「せっかく作るなら一時のブームではなく、5年10年と残っていくものにしたほうがいい」と提案した河合さんは、伊藤さんたちと打ち合わせを重ね試作品を作り、2か月後には「にゃっきーサイダー」が完成。「相手も自分も納得して作った製品なら、同じサイダーでもうちのは違う!と誇りをもって販売してもらえます」との言葉通り、笑福猫舎の皆さんにも消費者にも気に入っていただける、常滑の新名物が誕生しました。

 

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