消費者の皆さまへ

季刊広報誌「清飲彩」

「清飲記者会」が選ぶ「’09年清涼飲料業界10大ニュース」


1.不況・天候不順で戦後3度目の2年連続生産量減
  • 09年は炭酸飲料を除いて苦戦し、生産量はマイナス見通し。前年に続き、2年連続となる。戦後、2年連続のマイナス成長は、第一次、第二次オイルショック時の2回で、今回が3度目。経済環境が与えた影響は大きく、天候要因が追い打ちをかけた。

2.キリンとサントリーの合併交渉等、業界再編活発化
  • キリンホールディングス、サントリーホールディングスの合併交渉開始は、業界に激震を与えた。そのほかにも、業界内外で資本・業務提携により、自販機メンテナンスや原材料資材の共同購買など、枠組みを超えて提携が進んだ。

3.ゼロ系が牽引し3年連続で炭酸飲料伸長
  • 炭酸飲料は、カロリーゼロをコンセプトとした商品が市場を引っ張り、3年連続で伸長した。成長市場のため、各社の商品開発が進んだことが大きな要因。家で作れないことや、若者のアルコール離れの傾向もプラスに働いた。

4.海外市場への投資活発、M&A等海外戦略加速
  • 人口減などを背景とした国内市場の低成長化を背景に、メーカー各社は海外市場での生産・販売に活路を見出している。シェア上位のメーカー中心に、海外企業のM&Aの傾向が顕著となり、この流れは今後も強まる見通しだ。

5.ミネラルウォーター、9年ぶりに前年割れ
  • ミネラルウォーターは一昨年まで成長を続けてきたが、09年は消費者の生活防衛意識が強まったことが影響し、9年ぶりに生産量が前年を下回った。小容量市場は国産ブランドで新規参入があり、競争がさらに激化した。

6.PETボトル08年度回収率77.9%、2年前倒しで目標達成(軽量化も順調)
  • 指定PETボトル販売量は571千トン、使用済みPETボトル回収量は445千トンとなり、欧州の46.0%と比較し77.9%と世界最高水準を維持。軽量化も、主なサイズ、用途の15種類を加重平均すると04年度比4.2%減を実現。

7.地域色を活かした地サイダー、銘柄増加し市場定着
  • 地域の特産物や特色を活かした地サイダーは、全国で120銘柄を超えた(全清飲調べ)。「おいしさ」「さわやかさ」に加え「楽しさ」「懐かしさ」「ユニークさ」で認知度がさらに高まり、小売店の夏場のフェアや観光地、ネット販売などにより市場に定着。

8.ヒートポンプ自販機の増加、屋内24時間消灯スタートで温暖化防止対策進む
  • 清涼飲料自販機の消費電力削減を目指した「自主行動計画」がスタートし、柱となる省エネ最新機種ヒートポンプ自販機の出荷が大幅に増加した。また、屋内設置自販機照明の24時間消灯にも取り組み、温暖化防止対策は順調に滑り出した。

9.消費者の安全・安心意識さらに高まる|消費者庁設立
  • より高まる消費者の安全・安心への関心に対応すべく設立された消費者庁。この期待に応えるべく、問題点の整理・検討とすみやかな対処に向かっての取り組みに活動開始。

10.節約志向強まり、PB市場拡大
  • 消費者の節約志向が広がり、モノの対価にシビアになった。なかでも、流通のPB(プライベートブランド)はNB(ナショナルブランド)との価格差を背景に売上げを伸ばした。価格に頼らない清涼飲料の魅力を広げる新たな提案を期待。

 

【次点】商品開発強化で豆乳が復調

他の健康志向飲料との競合で減少傾向にあった豆乳飲料は、協会の地道な活動やメーカー各社の商品開発強化、消費者の再認識などから2ケタ増に。大型容器の消費増などから、ヘビーユーザーの拡大が予想される。

 

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