ココが知りたい! 清涼飲料Q&A 第7回
ペットボトルのリサイクルのしくみ
清涼飲料水に関するさまざまな疑問をわかりやすく解説していく「ココが知りたい!清涼飲料水Q&A」。
今年は飲料容器のリサイクルについて4回シリーズでお送りしています。
今回は、清涼飲料容器としてもっとも普及している「ペットボトル」のリサイクルについてご紹介します。
PET樹脂だから「ペット」 ボトルとフタは違う素材
店頭や自動販売機に並ぶ清涼飲料水の容器として、いちばん多く出回っているのがペットボトルです。ペットボトルの「ペット」とは、ボトルの材料となっている合成樹脂・ポリエチレンテレフタレートの略( Polyethylene Terephthalate =PET樹脂)で、ポリエステルというプラスチックの一種です。
ペットボトルはその他プラスチックとは分別してリサイクルします。ただし、フタやラベルはポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)などのその他プラスチックや紙でできているので、その部分は分別して排出します。どの部分がどんな材質でできているかは、ラベルにプリントされたリサイクルマークを見ればわかります。本体、フタ、ラベル、それぞれをきちんと分別排出することで、より円滑にリサイクルを行うことができます。
推計リサイクル率87.7% ボトルtoボトルで省資源
ペットボトルは大きくわけてふたつのルートでリサイクルされます。ひとつは、集めたペットボトルをペットボトル以外の製品に再生する「マテリアルリサイクル」というルートです。衣料品、文房具、包装容器、建築資材など、わたしたちの身近なところでさまざまな製品に生まれ変わっています。従来ペットボトルはこのルートでしかリサイクルできませんでした。
しかし2004年、ペットボトルを化学的に分解してPET原料に戻し、再びPET樹脂を作る方法が食品安全委員会に認められ、ペットボトルをペットボトルに再生する(ボトルtoボトル)「ケミカルリサイクル」という新しい手法が実用化されました。ケミカルリサイクルの場合、PET樹脂を製造する際のエネルギーは変わりませんが、資源エネルギーがまったくかからないので、エネルギー負荷の合計を従来の半分以下にすることができます。※注1
現在、日本のペットボトル回収率は69.2%、リサイクル率は87.7%(推計)※注2です。ペットボトルとその他プラスチックを適切に分別排出することで、これらの数値を少しでも高くしていけるといいですね。














