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果実飲料の始まりは?

果実飲料の始まりは、世界最古の文明であるメソポタミア文明の時代にさかのぼります。今から約6000年前にバビロニア人が果実の飲料を飲んだこと、以後何世紀にもわたりレモン飲料が飲まれた記録があり、果実飲料の歴史はきわめて古いのです。しかし、大量生産のためには容器、保存法及び製造機械の問題がまず解決されなければなりませんでした。
加熱により食品を保存できるという1765年のイタリアの学僧スパランツァーニの文献は、しばらく埋もれていました。しかし、その後1809年にパリの菓子職人ニコラ・アペールが、ナポレオン率いるフランス政府による軍用上の必要からの懸賞に応じ、新しい食品貯蔵法を提案しました。これは、食品をびんに詰め、沸騰水につけると保存できるというものです。その理由は1860年、フランス人のパストゥールが腐敗原因に関する業績を発表するまで不明でしたが、この方法はびん詰め工業に直ちに応用され、1820年にはイギリスを経てアメリカにまで広がりました。
日本では1868年、イギリス人のノースレーが横浜で居留地外国人用にレモネードを製造し、中国人の蓮昌泰が築地でラムネ屋を開きました。これが、日本における人工果実飲料の商業生産のはじまりです。
果実を原料とした果実飲料が最初に製造されたと思われるのは、1897年ごろです。和歌山県有田郡でミカンを搾汁してびん詰めにしたミカン水が、大阪方面に出荷された記録が残されています。















