清涼飲料業界での取り組み
<生産現場での取り組み>
◆ 汚泥の再利用・排出抑制
汚泥は製造工程で出る工場排水により生じます。工場排水についても、環境に配慮して、なるべくきれいな水として工場から排出するために、汚泥を除去しています。
汚泥乾燥施設を導入して減量化に努めています。
乾燥機 全体イメージ
カルピス群馬工場に2006年10月、汚泥乾燥機を導入しました。写真提供:カルピス
飲料生産に伴って発生する廃棄物を削減するため、キリンビバレッジの舞鶴工場に2005年11月にコーヒーかす・茶殻乾燥装置を導入。2006年度はかす類発生量を導入前と比べて約40%削減でき、外部処理にかかる輸送時のトラックの台数も90台分を削減できました。これらのかす類の一部は、京都北部のバイオ発電施設にエネルギー源として提供しています。写真提供:キリンビバレッジ
- 脱水機の運転管理を強化し、脱水汚泥の含水率を低減しています。
- 汚泥を肥料として有効活用しています。
- 乾燥汚泥を乾燥菌体肥料として販売することを検討しています。
◆廃棄物となった容器の活用
容器の内製化や、製造検査などで発生したPETボトルやスチール缶、アルミ缶、紙容器などの製造時ロスとなった容器も効率的な再利用を行なっています。
- 内製化により発生した廃PETボトル(中身充填前)は再生PETボトル樹脂原料としてPETボトルメーカーに引き取られ、PETボトルやユニフォームなどに再利用されています。
- 工場から出る廃PETを破砕・洗浄して再利用しています。
アサヒ飲料の富士山工場では廃PETを破砕・洗浄して再利用しています。写真提供:アサヒ飲料(富士山工場)
- 検査により不備が発見された製品は中身を抜き、アルミ缶、スチール缶、ガラスびんなど、それぞれの素材に分け業者に引き取られ、再び容器に再利用されています。
- 紙パックの損紙は焼却せず、製紙会社へ搬入し再資源化しています。
- 汚れたテトラパックは工程内で洗浄・乾燥、フレコンバッグにて保管し、再資源化しています。
◆廃棄物を減らすために包装の簡素化やリサイクル、通い箱や樹脂パレットの活用
- 納入業者に包装の簡素化や包装紙のリサイクル推進を依頼しています。
- ワンウェイの木製パレットから、複数回使用できマテリアルリサイクルも可能な樹脂パレットに変更しています。
- 通い箱(再利用型ボックス)による納品を納入業者に依頼しています。
- 空容器梱包用シュリンクフィルムを回収用袋として再利用しています。
◆廃棄物を減らすために包装の簡素化やリサイクル、通い箱や樹脂パレットの活用
- 食堂残さのサーマルリサイクル化を推進しています。
- 市の焼却場で焼却処理していた食堂の動植物性残さ(一般廃棄物)を、工場内で家庭用生ゴミ処理機にて肥料化し、最終処分量を減量化しています。
◆その他
- 着古した作業着をリサイクルしています。
- マテリアルリサイクルが不可能な廃棄物については、助燃材としてのサーマルリサイクル化を推進しています。
<主要メーカーの取り組み事例>
サントリー
- サントリーの国内工場では生産工程で発生する副産物・廃棄物の100%再資源化と排出量削減に取り組んでいます。
植物性残さは「飼料・肥料」に、汚泥(余剰汚泥)は「肥料」、木くず(樽材、パレット)は「家具材・合板原料」、ガラス、陶器くずは「ガラス材料・路盤 材」、紙くず(段ボール、ラベル粕)は「再生紙・段ボール原料」、廃プラスチック類は「パレット・固形燃料・補助燃料」、金属くず(アルミ、鉄)は「アル ミ・スチール原料」などに再資源化されています。
コカ・コーラシステム
- 2006年、工場での製造工程から発生する廃棄物の再資源化率は99.7%となり、2004年から3年連続でゼロエミッションを達成しました。廃棄物排 出量、再資源化量ともに12.2万tで前年と同レベルでした。廃棄物の効率的な減量・再資源化につながる技術や設備の導入により、ゼロエミッションの質的 向上を図っています。
http://www.cocacola.co.jp/csr/eko/waste.html
味の素ゼネラルフーヅ
- 味の素ゼネラルフーヅでは、工場からでる廃棄物を有効活用し、廃棄物ゼロを目指しています。2009年度は、工場での製造工程から発生する廃棄物の再資源化率は99.99%を達成しました。源化につながる技術や設備の導入により、ゼロエミッションの質的 向上を図っています。
http://www.agf.co.jp/promise/eco.html
ネスレ日本
- 環境への取り組みについては
http://www.nestle.co.jp/ecocare/activity/act03a.htm
ポッカコーポレーション
- 名古屋・豊田・群馬の各工場では100%再資源化の目標がほぼ達成されました。特に名古屋工場では量的削減にも取り組み、廃水処理場より発生する汚泥を 凝集剤の変更により35%削減できました。続いて汚泥の次に発生量の多い紙塵とビニール塵の削減対策などに着手し、分別をきちんと行うことで90%を有価 物化させるこよに成功しました。
詳しくは環境報告書2007「工場における取り組み」を参考にしてください。
http://www.pokka.co.jp/aboutus/eco/ecology_report/2008.html
UCC上島珈琲
カゴメ
- 生産における環境配慮については
http://www.kagome.co.jp/kankyo/env_distribution.html










