Q&A 清涼飲料業界の地球温暖化対策に関して、よくあるご質問にお答えします
なぜCO2の排出量を減らさなければならないのでしょうか。
石油や石炭などを今のまま使い続けると、世界の平均気温は2100年には約4℃上昇する(日本のスーパーコンピューターの計算では2070年と出ており、 さまざまな説があります)と報告されています。その結果、地球上では、海水の熱膨張や氷河の消滅により海面が上昇。沿岸部のさまざまな地域が海に沈むこと になります。さらに、干ばつ、暴風雨などの異常気象、洪水、高潮など天災の増大、マラリアなど熱帯性感染症の発生範囲の拡大、病害虫の増加による世界的な 食糧難など、深刻な問題を引き起こすといわれています。そのような地球温暖化の原因となっているのが、CO2、メタンガス、一酸化炭素などの温室効果ガスです。CO2は排出量が多いので、温暖化への影響が最も大きいといわれています。
国連「気候変動に関する政府間`パネル」(IPCC)第4次レポートより
日本政府は、地球温暖化防止のために、どのような取り組みを行っていますか。
1997年12月、京都で開催された気候変動枠組条約第3回締約国会議(地球温暖化防止京都会議、COP3)において京都議定書が合意され、日本は世界に 向けて「温室効果ガス排出量1990年度比6%削減」を約束しました。日本政府は翌1998年に、地球温暖化対策推進法を施行。さらに、2005年2月 16日に正式に京都議定書が発効されると、その約束を確実に達成するための措置を定めた京都議定書目標達成計画が閣議決定され、先進的な温暖化対策や社会 全体への普及に取り組んでいます。
清涼飲料業界では、地球温暖化対策としてどのような取り組みを行っていますか。
清涼飲料業界は、2008年~2012年度のCO2排 出原単位を1990年度比6%削減することを目標に掲げ、地球温暖化を抑制していくため、原料調達から生産~物流~販売~消費~使用済み容器の3R(リ デュース、リユース、リサイクル)までの一連の流れを総合的に判断し、環境自主行動計画を策定。広い視野に立った取り組みを行っています。
清涼飲料の工場は、CO2排出量を抑制するために、どのような取り組みを行なっていますか。
工場のボイラー燃料を、重油から天然ガス・都市ガスへと燃料転換し、ガスエンジン式や自家発電装置を用いて電気と熱を有効利用するコージェネレーション設備を導入するなどの取り組みで、CO2排 出量を削減しています。そのほかにも、高効率電気機器や排水処理設備嫌気処理の導入、エネルギー使用システムの効率化、排水処理設備から発生するメタンガ スの有効利用、新エネルギー(燃料電池、太陽光、風力発電など)の導入、蒸気減圧エネルギーによる発電など、さまざまな技術や設備を駆使して、CO2排出量削減に取り組んでいます。
清涼飲料業界の物流現場は、CO2排出量を抑制するために、どのような取り組みを行っていますか。
天然ガス自動車、ハイブリッド自動車、バッテリーフォークリフトなどの低公害車を導入し、アイドリングストップやモーダルシフトの推進により、CO2排出量削減に努めています。また、複数の企業による共同配送、使用車両の大型化、PETボトルの内製化などにより、使用するトラックの台数や、空車状態で走行する距離・時間の削減を図り、配送効率の改善に努めています。
清涼飲料業界では、オフィスやさまざまな事業所で、CO2排出量を抑制するために、どのような取り組みを行っていますか。
部屋の照明・空調、パソコンなどにおいても、こまめな節電を実施しています。そのほかにも、クールビズ、ウォームビズを導入し、空調の適温設定を徹底しています。
PETボトルのプリフォームとは何ですか?
PETボトルの原型のこと。わずか9cmの試験管ぐらいの大きさです。これまで、清涼飲料用のPETボトル容器は、完成品を容器メーカーから飲料工場へ運んでいたため、輸送に大量のCO2が排出されていました。そこで、飲料メーカーは、容器輸送のCO2排出量を削減するため、PETボトル容器の自社生産を始めています(内製化)。完成品より小さなプリフォームを容器メーカーから搬入し、製品の製造工場で成型。輸送に必要なトラック台数を大幅に削減しています。










