清涼飲料自動販売機に関する意識と実態
飲料・自動販売機業界の省エネの取り組み
1. 自販機の消費電力量低減
近年、地球温暖化防止の観点からさまざまな分野で省エネが求められていますが、自販機業界ではいち早く清涼飲料自販機の消費電力量の低減に取り組み、缶飲料自販機については91 年から10年間で33%低減しています。現在も省エネ化は進められており、05年には91年に比べ半減されることになります。(下のグラフご参照)。
2. エコ・ベンダーの普及
エコ・ベンダーは、夏場(7月1日~9月30日)には午前中に商品をしっかりと冷やしこみ、電力需要ピーク時(午後1時~午後4時)には冷却運転をス トップさせる省エネ型缶飲料自販機です。エコ・ベンダーは自販機単体としての省電力を測るだけでなく、電力需要のピークをカットすることにより新たな発電 所の建設が不要にし、マクロ的に総量での二酸化炭素の排出抑制に寄与するものです。95年度から普及が始まり、現在では缶飲料自販機の80%以上がエコ・ ベンダーとなっています。
3. 局部冷却システムの導入
冷蔵庫のように庫内全部を冷やすのではなく、販売待機する部分のみを冷却し電力消費を少なくする機能です。どれくらいの部分を冷やすかについてはマイコンが売れ行きを判断して決定します。最近は清涼飲料自販機のほとんどにこの機能が装備されて出荷されています。
4. 真空断熱材の採用
ウレタンなどを真空パックし、金属フィルムなどで外装した断熱性の高い真空断熱材の清涼飲料自販機への採用が始まりつつあります。
5.減光の実施
自販機には周囲の明るさを感知するセンサーが搭載されており、自動的に昼は蛍光灯を消灯、夜は点灯しています。また、インバーターにより点灯中も減光し電力消費を抑えています。
6. 学習省エネ機能の搭載
自販機に内蔵されたマイコンが過去の売れ行きなどのデータを分析し、省エネ機能を適切に作動させる機能が搭載されています。

日本自動販売機工業会では、91年~96年の5年間で缶飲料自販機1台当たりの消費電力量を20%低減しました。続く96年~2001年の5年間で紙容 器自販機、カップ式自販機など含むすべての飲料自販機の年間消費電力量を15%カットしました。この結果、缶飲料自販機の消費電力量は、10年間で33% 低減されました。
また、2001年には缶飲料自販機が省エネ法の特定機器に指定され、2000年~2005年の5年間で30%以上の消費電力量をカットすることが法的に 義務付けられています。これにより、缶飲料自販機の消費電力量は、15年間でほぼ半減されることになります。



















